共通テスト化学基礎の傾向と、現在の点数別勉強法の記事です。
共通テスト化学基礎の試験時間
共通テスト化学基礎は共通テスト2日目の朝一番に行われます。
試験時間は他の理科基礎(物理基礎、生物基礎、地学基礎)とあわせて9:30~10:30の60分間です。
60分の時間配分は自由ですが、
単純計算で化学基礎に費やせる時間は30分です。
出題数
大問2問で
第1問が小問集合10問程度、
第2問がテーマ問題で小問5問程度です。
問題数は概ね15問程度で1問にかけられる時間は2分程度です。
比較的難易度が低く 短い時間で解けるものもありますが、1問あたり5分程度時間をかけてかかってしまうような難問もあるため実際に簡単な問題では1分程度の解答時間で解く必要があります。
難易度
思考力を問う問題としてかなりの難問が数問出題されますが、すべてが難しいわけではなく
30点くらいは網羅系問題集にあるような典型的な問題で、さらにかなりやさしい問題も数問は出題されます。
第2問テーマ問題は非常に難しい問題が含まれ、第1問小問集合が比較的点数をとりやすいのが共通テストからの傾向です。
平均点
センター試験・化学基礎の平均点は以下のようになっておりセンター試験時代から概ね25点~30点程度で推移しています。
センター試験時代から比べて平均点は少し落ちており、やや難化しています。
点数別勉強方針
ここでいう点数は共通テスト模試や過去問での点数を想定しています。
~30点の場合
このくらいの得点の場合、まだ基本的な部分が身に付いていない状態です。
網羅系の問題集を繰り返し解いて基本、標準レベルの問題を確実に解けるようにしましょう。
逆にいえば、網羅系問題集一冊をある程度やりこめば30点くらいは越えることができます。
30~40点
基本から標準レベルの問題は ある程度取れていますがまだ落としている基本問題の多い点数帯です。
引き続き基本から標準レベルの問題をこなし漏れ抜けをなくしていきましょう。
演習問題としてはセンター試験の過去問がおすすめです。
型式が現在の共通テストに比較的近く難易度も近いものが出題されています。
40点~
1,2問しかミスしていないこの点数帯なら、 基本問題を落としていることはほぼないはず。
思考型の難しい問題を解けるようにしていきます。
思考型問題の演習としては実践問題種がおすすめです。
共通テスト過去問題だけでは不十分で、またセンター試験の過去問では思考型の問題がほとんど出題されていません。
なので共通テストの形式を模した実践問題集を使用するのがおすすめです。
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