2021年入試から大学入試共通テストが新たに実施され、30年近く実施されていたセンター試験が終了します。
受験生のみなさんとしては
「色々変わるのはなんとなくしってるけど、共通テスト対策って具体的にどうすればいいんだろう?」
ってことが気になりますよね。
今回は大学入試共通テストの具体的な対策法を4つ紹介します。
模試・予想問題をたくさん解く
共通テストでは従来のセンター試験では見られなかったような思考力・読解力を要する問題が多く出題されています。
具体的には長めの文章を読ませて解答させる問題や初見の情報(グラフや図表など)と既存の知識を組み合わせて解答を導く問題など。
このタイプの問題は慣れないとかなり難しく感じ、時間もかかる一方でたくさん解いて傾向になれることで解答スピードも正答率も格段に上げることができます。
しかしながらこの思考力・読解力タイプの問題は従来のセンター試験ではほとんど出題されておらず「名前が変わるだけだからセンター試験の過去問だけやっとこう」
という考えでは明らかに練習不足です。
模試や予想問題なら、共通テストの傾向を踏まえた思考力・読解力タイプの問題をを練習することが可能。
現状共通テストの傾向に沿った練習問題は模試や予想問題しかないわけですから、過去問の存在しない共通テストの傾向になれるために模試・予想問題は解けるかぎり解くようにするのがよいでしょう。
近年のセンター試験の過去問を解く
センター試験の過去問は共通テストのものと大きく傾向・形式が違うので共通テスト対策にはあまり役に立ちません・・・
というのは古い問題の話。
2018年~2020年付近の近年のセンター試験は、共通テストに向けたデータ収集のためか思考力・読解力を試すような問題が少ないながら出題されています。
また共通テストは過去問がないことから、受験生に配慮してある程度過去問の豊富なセンター試験と近い形での出題がなされることも予想されます。
近年のセンター試験は形式こそ共通テストと異なるものの問われる能力はそれほど変わらないこと、また共通テストとセンター試験は同じ団体で作成されていることから、模試や予想問題と同様に共通テスト対策に使えるでしょう。
二次試験対策をする
共通テストでは従来のセンター試験ではほぼみられなかった二次試験レベルの難問が少なからず出題されています。
共通テストは制限時間のかなり厳しい試験なので難問でもおじけずに適切に処理していく必要がでてきます。
そういう難問に対するアプローチ力を鍛えていくには難問にどんどんアタックしていくのがよい。
二次試験で使う科目なら二次試験対策で難問にアプロ―チする力が鍛えられるでしょう。
基礎問題を徹底反復する
共通テストで出題される問題は多くが思考力・読解力を要する手ごわい問題ですが、少ないながら比較的易しい問題も出題されています。
こういった易しい問題は比較的点数が確保しやすく所要時間も少なくてすむので確実に処理することが大事。
比較的易しい問題を手早く解くことで難しい問題に時間を割くことができるようになるからです。
基礎的な問題を素早く確実に解けるようにすることで難問にかける時間を確保し
結果的に難問でも点数を取りやすくなるので、基礎的な問題を徹底的に反復し手早く確実に解けるようにすることも意外と重要です。
まとめ
共通テストに向けて具体的な勉強法を解説しました。
過去問の存在しない共通テストではいかに形式をまねた模試や予想問題を大量にこなすかがカギになりそうですね!
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