新幹線に持ち込める最大荷物量を数学的に計算してみた

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JR東海道新幹線・山陽新幹線・九州新幹線では2020年5月20日乗車分から、荷物の3辺の合計の長さが160cmを超える荷物を持ち込むときには事前予約が必要になりました。

JRの東海のホームページにリンク

特大荷物は荷物スペースつき座席をご予約ください。
(JR東海ホームページより引用)

こうなってくるとちょっと思ってくるのは

「予約不要な範囲内でできるだけ大きい荷物をもちこみたい!」

ということですよね!

3辺合計が160cmの条件でどれだけ大きい荷物を持ち込めるのか

高校数学を利用して計算してみましょう。

数学的に言い換える

体積が最大になるときの3辺の長さを求めたいわけなので、それぞれを未知数(JR東海のホームページに合わせてA,B,C)をおきます。

求めたい体積は底面積×高さで求められるので、結局はこういうことですね。

体積が最大になるときの3辺の長さを求めよう。

文字が3つありますが条件が一つついているので、文字を一つ消去できますね。

文字が一つ消えたので、ここからさらに文字を一つ固定します。

ここではBを固定すればyがAの二次関数になりますね。

平方完成することができて、

平方完成結果から

とわかりますね!

ここからはこの条件のもとで、Bだけで表されたyの最大値を求めましょう。

最大値VがBの三次関数になっているので、微分してグラフをかければ最大値と最大値をとるBの値がわかりそうですね!

0≦B≦160の範囲で増減表とグラフを書いてみると、

なので、

で極大値かつ最大値を取りますね。

このとき、A,Cは

であって、最大値は

となります。

3辺をどうすればいいか?

というわけで持ち込める荷物の量をできるだけ増やすためには、3辺を同じにする(立方体にする)ことがよいことがわかりました。

実は合計が160cmのときに限らず3辺の合計を固定して体積を最大にするなら、立方体にするのがいいことが同じ計算でわかります。

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