マーク式模試化学基礎 第2問解説

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マーク式模試化学基礎の第2問の解説記事です。
まだ解いていない方はぜひ解いてくださいね。
問題はこちら


問1 ③
標準状態(0℃,1.013×105Pa)で、1molの気体の体積は種類に関わらず22.4Lになります。
そこでまず全体の物質量を計算しましょう。
それぞれの分子量は
窒素N2:14+14=28
酸素O2:16+16=32
ですので、それぞれの物質量は
窒素N2:2.8÷28=0.10mol
酸素O2:6.4÷32=0.20mol
であることがわかります。
全体で0.10+0.20=0.30molですので、全体の体積は
0.30mol×22.4L/mol=6.72Lとなります。
問2 ④
化学反応式を完成させる問題です。
化学反応式では、左辺と右辺で各元素の個数をあわせないといけません。
aCH4O + bO2 → cCO2 + dH2O
a=1と仮にきめると、炭素の数をあわせるためにc=1、水素の数を合わせるためにd=2
酸素の数は
a+2b=2c+d
から、
b=3/2
化学反応式の係数は最も簡単な整数にしないといけませんので、分数を払うために全部に2をかけます。
a=2,b=3,c=2,d=4
問3 ④
まずもとの塩化ナトリウム水溶液にどれだけ塩化ナトリウムが含まれていたかを考えます。
1.0mol/L×(100/1000)L=0.1mol
です。純水を加えて500mLにしているので、
水溶液には500mL中に0.1molの塩化ナトリウムが含まれていることになります。
よって、体積モル濃度は
0.1mol÷(500/1000)=0.2mol/L
となります。
問4
a ②
器具をあらかじめすすぐときには、「その操作をして濃度が変わらないか?」に注目します。
②メスフラスコを水溶液Aですすいでしまうと、すすいだとき残った水酸化ナトリウム水溶液の分だけ、
メスフラスコ内にはかりとったよりも多くの水酸化ナトリウムが入ることになってしまい、濃度が少しだけ濃くなってしまいます。
これでは測定値がずれてしまうので、これが誤りの選択肢となります。
①③④では濃度が変わる心配はありません。
b ①
1価の酸である塩酸10mLに含まれる水素イオンの物質量は
0.1mol/L×(10/1000)L=0.001mol
ですので、水溶液Bには10mLには0.001molの水酸化物イオンが含まれていたことになります。
水酸化ナトリウムNaOHは1価の塩基ですから、
0.001mol÷(10/1000)L=0.1mol/L
水溶液B100mLに含まれる水酸化物イオンの物質量は
0.1mol/L×(100/1000)L=0.01mol
これがもともと水溶液A10mLに含まれていたので、
0.01mol÷(10/1000)L=1.0mol/L
となり正解は①の1.0mol/Lとなります。
問5 ⑤,②
酸化数の定め方の
1)電気的に中性なら全体で0
2)Hは+Ⅰ
3)Oは-Ⅱ
というルールにあてはめます。
① S 全体で0なので0
②H2S
-Ⅱ
③SO2
+Ⅳ
④SO3
+Ⅵ
⑤H2SO4
+Ⅶ
よって
最も大きいものは⑤、最も小さいものは②
問5 ④
酸化数の増加した物質は酸化されています。
それ以外はすべて正しい文章です。
解説は以上です。
今回出題している問題はいずれも本番ででてもおかしくないものばかりですので、ぜひ解き方を理解して
解けるようになってくださいね。
他の大問の解説はこちら。

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