単語帳。
英語の勉強には欠かせないものです。
いくら文法や構文の知識があっても単語がわからなければ長文は読めません。
英単語の暗記量は英語の成績に直結する重要ファクターです。
それゆえ効率よく英単語を暗記できる単語帳は受験英語で必須の教材といえるでしょう。
しかし重要であるだけ単語帳はたくさんの種類が出版されています。
本屋さんの参考書コーナーにいけばあまりの種類の多さにどれを選ぶか悩むことでしょう。
そこで今回はどんな単語帳を選ぶのがよいのか?
何を判断材料に選べばいいのか?
選び方を解説します。
単語帳は一冊に絞る
まず単語帳は何冊も使わず、一冊に絞るべきです。
なぜなら
単語帳に掲載されている単語はなんだかんだ大差がない。
からです。
もちろん想定レベルや編集意図によっては多少の違いはでてきます。
しかしどの単語帳も最終目標に大学受験をおいて編集している以上は受験英語で出てきやすい英単語で似かよってくるわけです。
そんななかで複数の単語帳を使用するとどうなるでしょうか。
掲載される英単語の大半は被っているので
2冊終えたところで身に付くのは1冊+被ってないわずかな単語だけなわけで。
2冊終えたのに2冊ぶんの成果がでないのはコストパフォーマンスが悪いですよね。
実際筆者の通っていた学校では1年生で1冊、2年生で1冊、3年生で1冊。
計3冊の単語帳が配布されましたが、3年生の単語帳ともなるとほぼすべてが1年生で使った単語帳か2年生で使った単語帳とかぶっているような状況でした。
それなら新しい1冊をやる時間を使って長文等の練習にあてるなりその1冊をさらに完璧にするなりしたほうが効率がいいわけです。
そういうわけで、単語帳は複数使わず最初にきめた一冊に絞るのが効率がいいのです。
(自分にあわないと感じた単語帳から、途中で別の単語帳に乗り換える、というのはアリ。)
単語帳の選び方
そうなってくるとどの単語帳を選ぶかは重要です。
一冊しか使わないならできるだけいい単語帳を選びたいもんね。
単語帳は前述のように掲載されている単語自体には大差がないので、違うのはそれ以外の部分。
自分に合った編集方針のものを選択することになります。
ではどんな方針で選択すればいいでしょうか。
語数はそこまできにしなくてもいい
前述のように単語帳は種類によってそこまで収録単語に違いはありません。
あるとしたら受験英語のなかでもレベルの高い難単語です。
受験英語で絶対必須といえるような重要単語は収録語数にかかわらず収録されているので、収録語数はそこまできにする必要はありません。
出現頻度順に並んでいるもの
英単語には出現頻度の高い単語もあれば低い単語もあります。
極端な話「is」とか「have」なんかめちゃくちゃでてきそうですよね。
入試英語でももちろん頻度に差があって、どんな長文にもでてくるような出現頻度の高い単語から、たまにしかでてこない出現頻度の低い単語まであります。
それなら、出現頻度の高い単語から暗記できれば効率がよいですよね。
ある程度前から出現頻度順に並んだ単語帳をつかえば単に前から覚えるだけで自然と出現頻度の高い単語を覚えられます。
入試を分析して頻度順に並んでいる単語帳をオススメします。
似た単語の並んでいるもの
単語が単に羅列されているだけでは覚えにくいものです。
できれば単語の並びに工夫がなされている単語帳を選びたいもの。
「感情をあらわす単語」「頻度を表す副詞」などとある程度のテーマにそってまとめて掲載されている単語帳は覚えやすくてオススメです。
派生語も掲載されているもの
関連事項として派生語も掲載されているものはオススメです。
派生語は形も意味も似ているのでいっぺんに覚えやすく、ひとつの単語を覚える労力で複数の単語を頭にいれることができるからです。
暗記効率が一気にあがるので派生語の掲載されているものを選びたいところ。
例文ものっているもの
例文がのっているかどうかも大事。
単に英単語=日本語訳の対応で暗記するよりも、例文と一緒にイメージも含めて頭にいれると暗記しやすいですからね。
例文のなかに他の重要単語を織り混ぜて自然に復習できるタイプの単語帳もあり、これもおすすめ。
悩むなら学校のでもいい。
どの単語帳を選ぶか悩んだなら、学校配付の単語帳を使い込むのもよいでしょう。
だいたいの学校は学校配付の単語帳に沿った英単語小テストが実施されるので、それに合わせて暗記をすすめられるメリットがあります。
悩む暇があったら暗記をすすめていけるのもよいですね。
まとめ
単語帳の選び方を解説しました。
単語帳にもそれぞれに特徴はありますが、結局はそれが自分にあうかあわないかが大事です。
本屋さんなどで複数の単語帳を見比べてみて、自分が使えそうだと思うものをえらぶといいでしょう。
コメント