セルシウス温度
私たちが日常で使っている温度(単位℃)のことをセルシウス温度といいます。
これは凝固点を0℃、水の沸点を100℃として、間を100分割して決められました。
絶対温度
セルシウス温度が日常生活をするうえで便宜的に決められた温度である一方で、絶対温度は分子の運動状態をもとに決められた温度です。
分子は常に熱運動をしています。
この熱運動が激しいほど温度が高く、熱運動が鈍いほど温度が低くなります。
熱運動がゼロになる温度を絶対零度といいます。
絶対温度は単位をケルビンといい、Kで表します。
絶対温度とセルシウス温度の関係
絶対温度とセルシウス温度には以下の関係があります。
絶対温度(K)=セルシウス温度(℃)+273.15
特に高校化学では有効数字を意識して
絶対温度(K)=セルシウス温度(℃)+273
として計算することが多いです。
例
セルシウス温度での27℃は、絶対温度で
27+273=300K
です。
絶対温度の活用
理想気体の体積は温度を上げると直線的に増加しますが、基準として絶対温度をとると、体積は温度に比例することになります。(シャルルの法則)
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