高校地学の特徴と勉強法

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高校地学の特徴と勉強法について解説します。

地学は授業が開講されていることが少ない・受験できる大学が少ないという問題はありますが、志望校で受験できるなら一考の余地ある科目でもあります。

地学の特徴

高校地学を受験科目として選択する場合のメリット・デメリットを紹介します。

 地学のデメリット

学校で授業がないことが多い

 地学はマイナー科目なので高校で授業がないことが多いです。地学の授業が開講されているほうが珍しいレベル。

 塾や予備校でもよほど大規模でないと開講していないでしょう。

 つまりは、ほとんどの場合に地学を受験科目として使うなら「独学を強いられる」という点はデメリットとなります。

参考書が充実していない

 受験者の少ない科目故に、問題集・参考書があまり充実していません。分野別問題集まであって状況にあわせて選択できる物理や化学に比べると参考書の自由がきかないところがあります。

 受験できる大学が少ない

  地学を受験科目として認めていない大学や、二次試験でそもそも地学がない大学もあります。そのため地学を受験科目とするならそれだけで受験する大学の選択肢が狭まります。

 また、模試で地学だけないという場合も多く、全体的に勉強のしづらい科目であるといえます。

地学のメリット

とはいえ、このようなデメリットを差し置いても地学を選択するメリットも存在します。

共通テストの難易度が安定している

共通テストの理科各科目の平均点は以下のようになっています。

202120222023
物理62.3660.7263.39
化学57.5947.6354.01
生物72.6448.8148.46
地学46.6552.7249.85

  ここ数年物理・化学・生物は難易度調整が不安定で、それぞれにセンター試験も含めて始まって以来の最低平均点をたたき出した年もあります。

 それに対して地学は比較的難易度が安定していて、安心して臨むことができます。

計算要素が少ない

 地学は理科の中でも特に計算要素が少なく、逆に暗記要素が大きくなっています。

 そのため計算ミスで大きく点数を崩しやすい物理や化学に比べて本番での得点が安定しやすいことは強みです。

 まとめると、授業で扱われることが少なく環境的に学習が難しいが

暗記の比重が高く点数が安定しやすいので、志望校を地学で受けることができるのなら独学で挑戦することも一考の余地がある。といえます。

おすすめ参考書・問題集

もういちど読む高校地学

地学基礎・地学がまとめられた実質的に教科書としても利用できる参考書です。

地学の問題集はほぼありません。

啓林館のセンサー地学がありますが、学校専売品扱いのため、購入こそできても解答がつきません。

解答なしで購入するか、フリマサイトで学校品の中古品を購入するかになります。

地学は専用の問題集がほぼないため、二次試験レベルの問題演習は不足します。

そのため、受験する大学の過去問だけでなく、地学だけは受験予定のない大学の過去問を使って演習することをオススメします。

地学が二次試験である大学としては以下があります。

・北海道

・弘前

・岩手

・東北

・筑波

・秋田

・茨城

・埼玉

・東京

・千葉

・東京学芸

・新潟

・富山

・金沢

・新潟

・信州

・静岡

・愛知教育

・名古屋

・京都

・大阪

・京都教育

・大阪公立

・神戸

・島根

・広島

・山口

・香川

・九州

・福岡教育

・長崎

・熊本

・鹿児島

・琉球

地学の過去問だけに受験する予定のない大学の過去問題集を買うのも気が進まないという人は過去問サイト東進過去問データベースを利用するのはどうでしょうか。

また、高校で授業を受けにくいことと、居住地周辺の塾で地学を学べる可能性が低いことから、地学を選択するならオンラインでの学習が視野に入ります。

特にスタディサプリはスマートフォンで基礎レベルから、共通テスト対策まで日本全国どこからでも受講できるため地学受験を目指す人におすすめです。

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