センター試験が近づいてきました。
12月、1月はセンター試験に向けて、どんどんと問題演習を積み重ねていくべき時期です。
そんな時期に悩みがちなのが
「センター試験形式の問題って過去問と実践問題集どっちをやるべきなの?」
ということ。
そこでこの記事ではセンター試験直前期にセンター試験の過去問と実践問題集、どっちをやるべきかを考えていきましょう。
過去問や実践問題集でズバリ的中!は期待しないほうがいい
このセンター試験直前の時期に気になるのが解いた問題がそのまま本番で出題される「ズバリ的中!」ですよね。
解いた過去問と同じ問題が出題されるなら過去問を解いたほうがいいだろうし、実践問題集を解いていてそれで「ズバリ的中!」するなら実践問題集を解きたいところですよね。
しかしながらセンター試験直前のこの時期には過去問にしろ実践問題集にしろ、「ズバリ的中!」は期待しないのが無難です。
センター試験作成者だってもちろん過去問はチェックしてますから、せいぜい過去数年の問題と被ることはないです。
実践問題集に関しても実際し調べてみると意外に「ズバリ的中!」は少ないものです。
実践問題集を出版している予備校のサイトにいけば「ズバリ的中!」問題が公開されていますが、意外にもその数が少ないのがわかるはず。
そういったわけで解いた問題との完全一致を期待して問題を解くと期待はずれの結果に終わります。
時間に余裕があるなら過去問をやるべきだけど・・・
時間に余裕がある状態ならたとえ旧課程の過去問でも、どんどん遡って過去問を解いていくべき。
過去問は実際に出題された問題ですから、一業者が予想して作った問題に過ぎない実践問題に比べて質が保証されているのが理由です。
たとえ旧課程の過去問でもセンター試験独特の問われ方や傾向を体で覚えるなら、実践問題集より向いています。
しかし今はセンター試験直前。
「形式が異なる古い過去問よりも形式がそっくりな実践問題集のほうが向いているのでは・・・」
というのはまさにその通りで、センター試験直前期なら過去問より実践問題集を優先して解くべき状況もありえます。
じゃあ、自分は過去問と実践問題集どっちをやるべきなの?
それは、あなたの受験する科目ごとに、その科目にある程度自信があるのか、それともまだ不安が残るのかで決めるのがよいです。
基本がまだまだだと思うなら過去問
実践問題集は過去問に比べてやや難易度が高めになっています。
それは、実践問題集にセンター試験本番と同じような演習機会を与えるという目的だけでなく、
- 自分の弱点を指摘する
- 盲点になりがちな部分を指摘する
- センター試験本番が難化したときの対応の練習をさせる
といった目的をもって作られているからです。
そのためその科目にまだまだ自信がないと思うならば実践問題集ではなく過去問を演習していくほうがよいでしょう。
実力を伸ばしたいなら実践問題集
実践問題集は過去問に比べて問題量が豊富で、センター試験形式の問題を大量にこなせるのが魅力。
ある程度その科目に自信があって、効率的にこなしていけるのなら実践問題集で数をこなしていくと効率的に点数を伸ばしていけるでしょう。
逆に科目に不安が残るのなら実践問題集で数をこなそうとしても進みが悪くうまくいかない恐れが。
そんなときは過去問でじっくり総復習を目指すのが効率的です。
まとめ
センター試験直前のこの時期は科目ごとに、自分の実力と相談して
- 自信がないなら過去問
- ある程度解ける自信があるなら実践問題集
を解いていくのがおススメです。
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