受験を制するには何はなくとも過去問分析!
というのは有名です。
各予備校などでもインターネットや過去問題集などで各大学の過去問分析を公開しています。
しかしインターネットで調べればいくらでも分析記事がでてくる…というのは受験者の多いセンター試験と一部の有名大学くらい。
ほとんどの大学はまったく過去問分析を入手できない。というのが現状です。
これではインターネットに頼ってはいれませんね。
そこで今回は自分ひとりでできる過去問分析方法をお伝えします。
赤本を準備しよう
まず過去問題集を準備しましょう。
過去問題集は青本(駿台),黒本(河合塾)、緑本(Z会)など様々な出版社から出版されています。
模試プロがおススメするのは教学者の赤本です。
- 多くの大学の分が出版されている
- 掲載されている問題年度数が多い
からです。
他の出版社の過去問題集にもいいところがありますが、過去問分析を行う上では赤本が向いています。
出題形式を確認しよう
まず確認したいのは出題形式です。
マーク式試験なのか記述式試験なのか?
というところからはじまって英語なら長文メインなのか文法問題メインなのか?
長文は内容理解メインなのか和訳メインなのか?
数学なら計算問題だけなのか証明問題はでるのか?
といったどんな形式で問題が出題されるのかを真っ先に確認しておきたいところです。
出題形式については毎年ほぼ変わることはありませんから、出題形式の分析結果は信頼して勉強するといいでしょう。
例えば、マーク式の試験が急に記述式に変わることは考えられませんから、マーク式に合わせてのみ勉強すればいいことになります。
出題形式を確認しておけば無駄な勉強をしなくてすむわけですね。
問題の難易度を確認しよう
入試問題は大きく二つのパターンにわけられます。
- 簡単目な問題を大量に解かせるタイプ
- 難しい問題をじっくり解かせるタイプ
実は、このどちらのパターンに属するかは大学の入試難易度にあまり関係ありません。
そして、同じ試験ならすべての科目で同じパターン・・・ということも言い切れないのです。
簡単目の問題を大量に解かせるような試験なら基本的な問題をできるだけ早く処理するようにトレーニングする必要がありますし、
難しい問題をじっくり解かせるパターンなら早いうちから難しい問題にアタックしていくことが大事になってきます。
問題の出題難易度によってやるべき勉強のパターンがまったく異なってくるので、できるだけはやくどちらのパターンかを見極めるのは重要です。
出題分野を確認しよう
最後に具体的な出題分野を確認しましょう。
数学なら確率はでるのか?微分積分は出るのか?
英語長文ならもっと具体的に会話文はでるのか?説明文が多いのか?
といったことを過去数年分にわたって調べていきましょう。
たいていは出題率の高い分野は今後も同じく高い出題率となることがおおいです。
出題率の高い部分から対策をしていくことによって効率よく対策ができますよ。
逆に、過去数年出題されていないからといってその分野をでないものと決めつけるのは間違いです。
たまたま数年出題されていないだけで今年も出題されないという保証はないからです。
実際、センター数学では出題履歴がなく過去にでないものと考えられていた数学的帰納法が突然出題されたことがありました。
まとめ
以上、過去問の分析法を紹介しました。
もしあなたの志望大学の過去問分析がインターネットで公開されていたとしてもいしどは自分で分析することをオススメします。
自分で分析することで見えてくるものが結構ありますよ!
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