旧課程の過去問を解こう!旧課程センター数学ⅠA・ⅡBの出題範囲を調べてみた

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前回の記事で旧課程のセンター試験化学の出題範囲と現行のセンター化学の出題範囲を関係を調べました。

今回も同じように旧課程のセンター数学ⅠA・ⅡBの出題範囲を調べました。

過程対応表

過程年度
現過程2015年~
旧課程2006年~2014年
旧旧過程1997年~2005年

※ただし、過程の移り変わりの最初の年度では浪人生用に一つ前の過程に対応した試験も行われる。

旧課程(2006年~2014年)の出題範囲

数学ⅠA

全問必答で大問4題構成です。

第1問 数と式・論理と命題
第2問 二次関数
第3問 図形
第4問 確率

となっています。

第1問「数と式・論理と命題」

第2問「二次関数」は現過程でも出題される範囲なので全員解いてしまって大丈夫です。

第4問「確率」は現過程の選択問題で確率を選択するつもりなら解いてしまってかまいません。

ただし旧課程の「確率」は「条件付き確率」が範囲に入っていないため出題されないのと、現過程では範囲に入らない「期待値」が出題されるのが異なります。

旧課程ⅠAを解いていて「~の期待値は~」という文面がでてきたら飛ばしましょう。

第3問「図形」はやや特殊で数学Ⅰ「図形と計量」と数学A「図形の性質」の融合問題として出題されています。

そのため選択問題で図形の性質を選択するつもりの人以外は解く必要はありませんし、選択するつもりの人も現過程の問題よりもかなり難しいものが出題されていることから無理して解く必要はないでしょう。

数学ⅡB

大問6題構成で第1問、第2問が必答、第3問から第6問までから2題選択となっています。

第1問 三角関数・指数対数関数・図形と方程式


第2問 微分・積分


第3問 数列


第4問 ベクトル

第5問 統計

第6問 コンピューター

となっています。

現過程で選択問題を「数列」「ベクトル」を選択するつもりならまったく同じ出題範囲になりますので、 そのまま第1問~第4問を解けば問題ありません。

旧旧過程(1997年~2005年)の出題範囲

数学ⅠA

大問5題構成で、第1問、第2問が必答問題、第3問~第5問から1問選択となっています。

第1問 二次関数、確率
第2問 数と式・論理と命題・図形と計量
第3問 数列
第4問 図形の性質
第5問 コンピューター

となっています。

第2問の数と式は一部数学Ⅱの計算が含まれますので、それは取り除く必要があります。

また、「数列」「コンピューター」は数学Ⅱ・Bの選択問題の範囲となります。

第1問の「確率」と第4問「図形の性質」は現過程では数学Aの選択分野になるため、各自の選択によって選びます。

「二次関数」「論理と命題」「図形と計量」は現行過程で選択に関わらず解くことができます。

数学ⅡB

数学ⅡB 大問6題構成で第1問、第2問が必答、第3問から第6問までから2題選択となっています。

第1問 三角関数・指数対数関数・図形と方程式
第2問 微分・積分
第3問 ベクトル
第4問 複素数

第5問 確率分布

第6問 コンピューター

となっています。

「数列」以外を選択するならほぼ現行過程と同じ範囲で解くことができます。

二次試験で数学Ⅲを受ける理系なら別で複素数を解くのもいいでしょうね。

旧課程で出題の少ない分野

数学Ⅰの「データの分析」数学Aの「整数」は過去のセンター試験では出題されていません。

これらを練習したい場合は現過程の過去問以外にマーク模試やマーク問題集を使う必要がありますね。

また数学Ⅰ「図形と計量」は旧課程では数学A「図形の性質」との融合問題で出題されているため、 入手の比較的簡単な新し目の問題だけでは不足になるかもしれません。

旧課程では数学Ⅰで「図形と計量」単独問題が出題されているので入手できるならそちらも使ってみましょう。

まとめ

センター数学ⅠA・ⅡBの古い問題と現過程の対応を説明しました。 センター数学はスピードが大事で、そのためには要領よく問題をこなす必要がでてきます。 古い問題でスピードを意識した練習をしましょう!

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