計算ミス。
テストではあいがちなケアレスミスです。
みなさんもやってしまったことは一度や二度ではないでしょう。
計算ミスをしてしまうと考え方はあっていてもそれだけで大きく減点になりますし、マーク式の試験ならちょっと計算ミスをしただけで0点。
悔しい思いをしますし、もしそれが1点を争う本番の入試でやってしまったことだったらそれだけで不合格にもなりかねません。
しかしだからといって計算ミスはそう簡単になくせないもの。
だからこそ普段から計算ミスをやらかさないように注意して練習する必要があります。
今回は計算ミスを減らすテクニックを5つ紹介します。
計算ミスの傾向を把握する
計算ミスには、ひとそれぞれやってしまいがちな傾向があります。
- 毎回8+7=13にしてしまう
- 何度やっても割り算を間違える
- sin30°とsin60°の値を間違えがちだ
など。
まずはいくつかの定期テストや模試を調べて、自分のやりがちな間違いを把握します。
把握できた計算ミスの傾向をもとに次のテストで注意するようにすると計算ミスを減らすことができるでしょう。
文字を大きく書く
計算ミスの多くは自分の書いた文字の読み間違いで発生します。
ありがちなのが
- マイナスの符号を小さく書いたせいで途中から消える
- 小数点を雑に打ったせいで途中から位置が変わる
- 6と0を見間違えたまま計算を進めてしまう
など。
読み間違いによる計算ミスを防ぐためにはできるだけ読み間違わないように文字を大きく書くようにします。
数学や物理など計算が必要な試験では十分すぎるほど計算スペースは用意されているので、大きく書くことで計算スペースがなくなっちゃう……っていう心配は不要です。
文字の置き方を工夫する
読み間違いを避けるためのほかの方法としてそもそも間違えそうな文字を使わないという方法もあります。
問題で文字を指定されているときは仕方ないですが自分で文字を決めても大丈夫なときは
6と間違えそうなbを避ける(あるいは筆記体でbを表記する)、9と間違えそうなqでおかないといった工夫をすることで計算ミスをする可能性を減らすことができます。
常識的に正しいか?を考えてみる
計算ミスをしてしまった場合、常識的に考えておかしな値になってしまうことがあります。
- 確率を求めているはずなのに1を超えている
- sinの値を求めているはずなのに1を超えている
- 面積を求めているはずなのに負になっている
など。
このように常識的に考えておかしい値がでたときに気づくことができれば計算ミスを治すことができます。
「まさかそんな間違いするわけないじゃない」なんて思うかもしれませんが意外とあるんですよね。
特に数Ⅲの積分で面積を求めるときなんか、計算結果にeやπが混在してきてわかりにくいけど実は負だった。
なんてことは結構あります。
答えがでた後に「この答は常識的に正しいか?」を考えるようにします。
検算を行う
いくら気を付けても人間ですから間違うことは避けられないもの。
間違いをいかに見つけて正すかということも大事になります。
間違いを見つけるために計算したあとは検算しましょう。
同じ方法で2回計算するのは同じ間違いをおかす可能性がでてきます。
違う方法で2回計算してみる、方程式を解いたなら解をもとの方程式に代入して成り立つか確認するなどの方法で計算が間違ってないか確認するようにしましょう。
まとめ
計算ミスを減らすための方法をお知らせしました。
もしあなたが計算ミスのせいでもったいない失点をしているなら、参考にしてみてください。
計算ミスを減らすだけでも点数は一気に向上しますよ!
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